今日の何某

@ry0uchangの頭の中を余すところなくひけらかしたい

一夜漬けの鬼であった

物心ついた時から、まあまあ勉強が出来ていた。

学校のテストは平均80点以下を取った事が無かった。成績表も基本的には4か5で、順位争いも常に上位だった。田舎の小さな学校に於いて正にお山の大将だったが、それでも周りからは一目置かれていた。

 

ここで私が何故成績が良かったのか、その理由と最大の秘訣を述べたい所ではあるが、特に勉強をする習慣も無く記憶力が多少良かっただけである。記憶力が良い事に関しては幼い頃にこどもちゃれんじをやっていたからか、はたまた車中出産だった私の頭を母親がいきんで締め付けてくれたからかは分からない。

 

テストの成績は私にとっての存在意義であった。良い点を取れば褒められる。周りより優位に立てる。特段運動神経が良い訳でも無く、スポーツヒーローになれない私には勉強だけが唯一の取柄と言っても過言では無かった。運動が出来る者は運動会や部活の大会前にワクワクしてくるのだろうが、私にとってのそれがテスト前だったのである。

 

テスト前夜、私は茶の間に陣取り、テスト範囲である教科書やプリントを広げる。授業の板書ほぼ丸写しのノートも大事な教材だ。そして、傍らにはインスタントコーヒー。教科書の重要単語に引いたマーカーや赤線を頼りに、パラパラと流し読みをする。頭の中で見ないで復唱する。コーヒーをすする。小問題を解く。答え合わせをして、間違っていた所だけもう一度解く。コーヒーをすする。終わったら次の教科へ、また次の教科へと繰り返していく。コーヒーを淹れる。少し休憩を挟みおやつ等を食べる。コーヒーをすする。コーヒーをすする。再び気を入れ直し、コーヒーをすする。コーヒーをすする。すする。すする。すする。

 

 

 

 

 

な~んてことやってたら、コーヒー飲んでお腹下すようになっちゃったの~~~☆おったまげ~~~☆

 

 

 お題「コーヒー」