今日の何某

@ry0uchangの頭の中を余すところなくひけらかしたい

人生(への考え方)について

小さい頃から弟とずっと話していたのが、世の中の「真理」についてだった。これは間違い無くそうだよね、という事を、それぞれの経験から導き出していく。例えば「たばこに百害あって一利無し」。両親がゴリゴリのスモーカーだった我々はその煙さや嫌な匂いを忌み嫌い、将来は絶対こうならない様にしような、と固く誓い合ったのである。しかしどうだろう、現在では二人共立派なスモーカーに成長してしまった。これもまた、真理である。「人の習慣は中々変えられない」という考えを新たに習得したのだ。…お互いに社会人となった今、以前の様な会話を交わす時間は無くなってしまったが、今自分が考えている事は正に「真理は真理では無い」という事である。世の中の人にとって、絶対に正しい、とされている考えがある。それに即して行動していけば間違い無い。例えば「正義である事が絶対」という事も、恐らくそうだろう、悪よりも正義になりたいと考えて生きてきた。その中で自分が近年考えている事は、そういった真理の中に、自分の考えは、感情は組み込まれていないのかという事だった。基準を何処に持つかは自分という一個体を通してのみ処理されているのであって、その真理も世の中ではなく自分というフィルターを通して正誤を判断している。そう考えていくと、真理という存在は真っ向から否定される。世の中という判断軸は最初から存在しないのだと。自らの考え、自らの取る行動が全てであり、周囲の人間や世の中という架空の存在を気にする余り、自らの行動を制限してはいないか。百年にも満たない自分というたった一人の、たった一度切りの人生を、自分の思うままに生きる事を誰に咎められようか。…と、こんな感じで最近物心が付いてきてます。